ある意味希少!? 焼肉店ではあまり見かけない珍品部位 牛肉編
2018/12/09
焼肉店やステーキ屋では色んな部位を見かけますね。
カルビ・サーロイン・ロース・ホルモン等がメインの部位でしょうか?
しかし、実はまだまだ知らない部位が沢山あります。
ここではメディアなどで良く紹介される高級希少部位ではなく
肉質の問題やクセがある等、焼肉店で出すには向いていない、
あまり日の目を見ない個性的な部位をご紹介いたします。
この部位をすべて食べた事がある、もしくはすべて知っている貴方はある意味、肉マスターかも!?
カシラ
牛のホホとこめかみの部分です。肉質が少し硬いのと少しクセがある脂の為、
賛否が分かれる部位です。モツ煮やシチュー等の煮込み料理に使われる部位です。
ノドスジ
別名:すきみ・ネックとも言われる牛の食堂の部分です。
クセは少ないのですがかたい筋層で出来ている為、
小さく切ってモツ煮によく使われる部位です。
ウルテ
別名:フエガラミとも言われます。牛の喉にある気管の軟骨部分になります。
そのほとんどが軟骨で包丁でかなりの処理をして出される部位。
煮込み料理に適しています。
一般的にはほとんど見る事はないかもしれません。
フワ
別名:フクとも言われます。牛の肺の部分にあたります。
味は淡泊で食感は柔らかいのですが弾力があり噛み切りにくい部位。
どちらかと言うと食感を楽しむ部位です。
ソーセージなどの原材料、煮込み料理、ソテーでも使われます。
タチギモ
別名:チレとも言われます。牛の脾臓(ひぞう)の部分にあたります。
味は苦味があり食感はレバーに似ています。
鮮度が悪いと臭みが出てしまいます。
こちらも煮込み料理が適しています。
マメ
牛の肝臓の部分にあたります。
葡萄の房のような形をしています。
においに少しクセがありますが、
脂肪が少ない上にビタミンB2や鉄分が豊富なので、美容には最適な部位です。
調理する場合は縦に切って中のスジを取り除き、
ソテーやバター焼き、味噌煮などに適した部位になります。
チチカブ
雌牛の乳房にあたります。
乳汁を絞って洗浄するなどの下処理が必要になります。
味は豚トロのような脂肪が多くて、クリーミな味わいです。
煮込み・てんぷらなどに適した部位になります。
アキレス
別名:牛スジとも言われます。こちらの方が認知されているかもしれません。
牛のアキレス部分にあたります。
コラーゲンが豊富でおでんや牛すじ煮込みでよく使われます。
いかがでしょうか?
あまり聞きなれない部位ばかりでしたね。とはいえ焼肉屋以外であれば
見かける部位もあるので、食べる機会があればチャレンジしてみてください。
もちろん焼肉屋でも食べられる事もありますので、知っておくとツウなお客になれます。(笑)
この他一般的な部位は牛肉の部位・特徴にてご紹介しています。