比内地鶏よりも美味しい!?比内鶏ってどんなお肉?
2018/12/09
11月に入り、寒さも増してきました。スーパーやコンビニでは
おでんや鍋物の材料を見かけるようになりましたね。
「鍋といえばきりたんぽ鍋!」という事で、
今回はお鍋の材料として人気のある”比内地鶏”についての豆知識です。
ところで皆さん、比内鶏と比内地鶏の区別はつきますか?
「え…何か違うの?」そう思われた方も多いかと思います。
確かに似たような名前ですし、あまり違いを意識することもないですよね。
しかし、比内鶏と比内地鶏は、実は全然別物なのです!
比内鶏とは?
比内鶏の原産地は秋田県北部の旧比内町(今の秋田県大舘市)です。
この地方の地鶏に軍鶏を交配することで生まれました。
野鶏に近く、品種改良もされていない貴重な存在であるために、今では国の天然記念物に指定されています。
しかし比内鶏は成長が遅く、病気にもかかりやすい上に繁殖率も悪いため、
商売用には向かない品種とされてきました。
比内地鶏とは?
秋田県畜産試験場が、比内鶏原種の”育てにくい”という特徴を改善するため、
品種改良を行い誕生させた品種が、比内地鶏です。
雄の比内鶏と、雌のロードアイランドレッドを掛け合わせた一代雑種(F1)を品種として固定して作られました。
その努力によって、比内鶏の美味しさを損なわずに育てやすくした美味鶏が完成したのです。
比内地鶏の定義
“秋田県の認証する比内地鶏規定要旨。(平成20年度から適用)
■雄の比内鶏と雌のロード種の交配で作出された一代交雑種。
■28日齢以降で平飼いか放し飼いで飼育。
■28日齢以降で1平方メートル5羽以下で飼育。
■雌はふ化日から150日間以上、雄は100日間以上飼育。”
出典:〜〜
この厳格な条件に適した鶏だけが、比内地鶏と呼ばれます。
実際に比内地鶏を生産する養鶏場におじゃましたこともあるのですが、
秋田の大自然の中で愛情を持って育てられた比内地鶏は、美味しいのは当然です!
しかし現在、店頭の看板などで”比内鶏”と記載していても、ほとんどが”比内地鶏”のようです。
正しく認識されていないのは残念です…。
以前、秋田県大館市に比内地鶏の取材に行った際に、比内地鶏の親子丼を頂いたのですが、
とても噛みごたえがあり、噛むほどに旨みが出て、とても美味しかったことを覚えています。
親子丼だけでなく、今からの時期だときりたんぽ鍋もオススメですね。
比内鶏は天然記念物なのに食べられるの?
比内鶏は天然記念物に指定されていると言いましたが、
では比内鶏は交配のみに使われているのでしょうか?
いいえ、実はこの比内鶏、食べる事が出来るのです!
とはいえ、もちろん野生の鶏を獲ることは出来ませんが、飼育している物なら食べられます。
実際に売っている業者さんもあります。
しかし貴重なため、地元秋田の方でも、食べた事がある人はほとんどいないとの事。
ただ、比内地鶏と比内鶏を食べ比べた人は、
ほとんどの人が比内鶏のほうが美味しいと答えたそうです。
比内地鶏でもあれほど美味しいのに、それより美味しいとは!
どんな味なのか気になりますよね?
まとめ
比内鶏とは?
秋田県北部の地鶏に軍鶏を交配した地鶏。
希少種で天然記念物にも指定されているが、食べる事も出来る。
比内地鶏とは?
雄の比内鶏と雌のロードアイランドレッドを掛け合わせた一代雑種(F1)
鶏肉独自の旨味が濃く、きりたんぽ鍋などでよく使われる。
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いかがだったでしょうか?比内鶏、食べてみたいですよね!
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名古屋コーチン、さつま地鶏と並ぶ3大地鶏の一つ、比内地鶏。
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