お肉の上手な解凍方法
お肉の味を損なわない解凍方法をご紹介いたします。
お肉の解凍方法はいろいろあるかと思いますが、皆さんはどのように解凍されていますか?
考え方としては解凍する際にお肉の肉汁を出さない様にするのかがポイントとなります。
お肉の味を損なわない解凍方法をご紹介いたします。
お肉の上手な解凍方法
解凍方法オススメNo.1 自然解凍
解凍する際には、使う前日に冷蔵庫に移しじっくり時間をかけて
冷蔵庫で解凍をしていきます。(約1日で解凍ができます)
この方法ですと、肉の外側と肉内部の温度差が少ないので
肉汁の流出を極力抑えて解凍できます。
温度差を少なくする事がポイントになります。
したがってこちらが一番おすすめの解凍方法になるのですが
すぐ使いたいなど急な状況には対応できないのが欠点です。
解凍方法オススメNo.2 流水解凍
では、もう少し時間をかけない解凍方法といたしまして
流水解凍がございます。お肉を袋に入れて
水を常にかけ続けることで解凍をします。
自然解凍より時間が短く、解凍ができますが
水を出しっぱなしにしないといけないデメリットがあります。
(約20~30分で解凍ができます)もう少し時間をかけても
言い方は水を氷水にする事で、温度差をさらに減らし
肉汁が出るのを減らすことが出来ます。
NGな解凍方法
室温での解凍
この方法だとお肉の外側と肉内部の温度の差がありますので
肉汁を大量に逃してしまいます。さらに肉の大きさや
厚みによって温度のバラツキが出てしまいます。
しかも5℃~60℃の間は食品に細菌が繁殖してしまう事もあり
冷蔵庫の外に置いておく解凍方法は
せっかくの美味しい肉を台無しにしてしまいます。
凍ったままの調理
凍ったままのお肉を火にかけると温度差によってお肉の細胞が
壊され、縮まってしまい大量の肉汁が出てしまいます。
最近は科学調理法と言うものがあり、料理を科学的な視点から見た
調理法が流行しています。こちらの視点からでも強火で焼いたり、
冷凍のままの調理は避けた方がよいでしょう。
しかも火の通りも均一ではなく焼きムラが出来てしまいますのでご注意ください。
急ぎの人向け解凍方法
電子レンジでの解凍
レンジの解凍ボタンを押すだけなのですが、
レンジの機能にも寄りますので、
一度、ご自宅のレンジでお試しください。
解凍の性能がよいと良いのですが、
性能が悪いと、これまたお肉を台無しにしてしまいます。
この他
冷凍焼けを防ぐお肉の冷凍保存方法
お肉を冷凍すると表面が変色してしまう事はございませんか?
これが冷凍焼けです。表面がパサパサになり
美味しくなくなってしまいます。
実は冷凍庫内は乾燥している状態で、
水分がどんどん蒸発していき、
食品に含まれる脂質が酸素と反応して
酸化状態となり変色するのが原因です。
この対策として、下記の通りにやると防ぐことが出来ます。
①お水1Lに対して砂糖を1g入れてよく溶かします。
②一日冷凍<>したお肉を砂糖水に浸します。
③再度ラップに包んで冷凍保存します。
たったこれだけで水分を保ってくれます。一度お試しください。
完全に解凍しない事
一度冷凍したお肉は完全に解凍してしまうと、
どうしても肉汁が逃げてしまいます。
そこで完全に解凍する少し手前が良いとされています。
冷蔵庫の機能の氷温室というのがありますよね。
その中で解凍するのが一番いいようです。
調理する前に5分待つ
ではいざ、調理を…とその前に美味しくする為に
5分だけ待ってください。常温に5分~10分ほど馴染ませてから
加熱調理すると温度差が少なくなり、
より美味しく出来上がるようです。
解凍も調理も時間が大切なようです。